TikZ:2020年度栃木県・三平方の定理の基本

こんにちは。相城です。2020年3月に栃木県で行われた高校入試の問題より、中3レベルの基本問題をお届けします。それではどうぞ。

下の図は、1辺が2cmの正三角形を底面とする高さ5cmの正三角柱ABC-DEFである。
(1) 正三角形ABCの面積を求めなさい。
(2) 辺BE上にBG=2cmとなる点Gをとる。また、辺CF上にFH=2cmとなる点Hをとる。
このとき、△AGHの面積を求めなさい。

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答え
(1) 1辺が2cmの正三角形の面積は
底辺2、高さ\sqrt{3}なので、
求める面積は2\times\sqrt{3}\times\dfrac{1}{2}=\sqrt{3}
\sqrt{3}cm^2
(2)

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△ABG、△ACH、△HGI(HIはEFに平行にひいた線分)において、それぞれ三平方の定理を用いて、線分AG、AH、GHをそれぞれ求めると、AG=2\sqrt{2}、AH=\sqrt{13}、GH=\sqrt{5}となる。単位は略。△AGHを抜き出して以下に示す。

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上記のようにGからAHに垂線GPを下ろしてGPを求めてもよいが、・・・よく見ると、三平方の定理(GH^2+AG^2=AH^2)が成り立ちます。つまり△AGHは直角三角形です。気づきましたか?
(\sqrt{5})^2+(2\sqrt{2})^2=(\sqrt{13})^2
よって\angle{\text{AGH}}=90^{\circ}
したがって、求める面積は
\sqrt{5}\times2\sqrt{2}\times\dfrac{1}{2}=\sqrt{10}
\sqrt{10}cm^2
ちなみに上図のxx=\dfrac{2\sqrt{10}}{\sqrt{13}}=\dfrac{2\sqrt{130}}{13}



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