TikZ:2020年度徳島県:関数と図形

こんにちは。相城です。さて今回は2020年3月に徳島県で行われた高校入試の数学の問題より関数と図形の問題をピックアップ。それではどうぞ。

徳島県の問題

下の図のように, 2つの関数y=-3x^2y=\dfrac{3}{x}のグラフが, x座標が-1である点Aで交わっている。直線OAと, 関数y=\dfrac{3}{x}のグラフとの交点のうち, 点Aと異なる点をBとする。また, 点Cの座標は(0, 4)であり, 点Pは線分OB上の点である。(1)~(4)に答えなさい。

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(1) 点Aのy座標を求めなさい。
(2) 関数y=-3x^2について, xの変域が-2\leqq x\leqq1のときのyの変域を求めなさい。
(3) 点Pが線分OBの中点のとき, 2点C, Pを通る直線の式を求めなさい。
(4) \angle{\text{BPC}}=2\angle{\text{OCP}}のとき, 点Pの座標を求めなさい。

答え
(1) -3
(2) -12\leqq y\leqq 0
(3) A(-1,-3)より, B(1, 3)であるから, 線分OBの中点の座標は\left(\dfrac{1}{2}, \dfrac{3}{2}\right)\cdots\maru1
求める直線の式はy=ax+4とおけるので, これに\maru1を代入しaを求めると, a=-5
よって, 求める直線の式はy=-5x+4
(4) 点Cを通るx軸に平行な直線と, 直線直線OBの交点をQとするとき, △PCQが二等辺三角形になればよい。このとき△PCQの頂角\angle{\text{CPQ}}(\angle{\text{BPC}})\angle{\text{OCP}}の2倍になる。
Pのx座標をtとすると点Qのx座標は2tとなるので, Qの座標はQ(2t, 4)となる。この点Qが直線OB(y=3x\cdots\maru2)上にあるので, \maru2の式に点Qの座標を代入すると,
4=6t,
t=\dfrac{2}{3}
よって求めるPのx座標は\dfrac{2}{3}なので, これを\maru2の式に代入し, y=2。よって, P\left(\dfrac{2}{3}, 2\right)

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この解法も参照ください。
△PCOがPC=POの二等辺三角形になれば, 問題の条件は満たす。このとき, Pのy座標はCOの中点になるので, Pのy座標は2である。これをy=3xに代入し, 2=3x, x=\dfrac23として,
P\left(\dfrac{2}{3}, 2\right)を得る。

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