こんにちは。相城です。さて、高校数学で恒等式って高2で出てくるんですが、それの解き方を2通りご紹介します。
まず、恒等式ってどんなものかというと、定数
、
とし、
・・・①
という等式があります。
どんなにどんな値を代入してもこの等式が成り立つというとき、この等式を恒等式と言います。
この定数
、
の値を見つける方法に、係数比較法と数値代入法があります。
係数比較法
係数比較法はその名の通り、係数を比較して答えることで、①の左辺と右辺の係数を比較して、
、
となります。
数値代入法
上記の恒等式の説明にもあるように、どんな値を代入しても等式が成り立つのだから、両辺の
に
を代入すると、
、
を代入すると、
、
より、
、
となり、
、
となります。
例題を1つ解いて終わりにしましょう。
例題 次の恒等式を満たす、定数
、
、
を求めなさい。![]()

係数比較法
右辺を展開すると![]()
![]()
これを左辺の係数と比較すると、
・・・①
・・・②
・・・③
①より、
これと②、③より、
、![]()
よって、
、
、![]()
数値代入法
未知数が3つあるので、
には異なる3つの数を代入し、最低3つの式をつくることが望ましい。代入する値は問題によるが計算しやすい値が好ましい。
とした場合
・・・①
とした場合![]()
・・・②
とした場合![]()
・・・③
②+③より、
、
これを①に代入し、
、
、
と②より![]()
よって、
、
、![]()
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