こんにちは。相城です。今回は立体のところで, 学ぶ辺と辺の位置関係, 面と面の位置関係, 辺と面の位置関係についてお話しします。
問題の背景と例題
空間図形でこの問題がスラスラできるようになればという問題がこれだと思う。 ただ入試への出題頻度は少ないものの, 空間の平面と直線の関係などを捉える問題として, 昔からある問題である。難易度としては中位より少し上の部類だと感じます。皆苦手なテーマであるのは言うまでもない。
以下例題をふまえて、攻略方法を見ていく。
例1:平面と直線,があり、かつならばである。これは正しいかどうか判断しなさい。
立方体を使って調べる
この例に対し, 立方体を使って調べるのである。
先ずを適当に立方体の一辺から選ぶ。適当と書いてあるが見やすいほうがいいのは言うまでもない。今回はABをとした。
このに対して. 考えられるPを選ぶと, 面DCGH(赤)と面HEFG(青)がある。
最後にの取り方を考える。はDC,EFならこの問題の答えに合致するが、は別にBCでも ADでも, AFでもBFでもよい。なぜならになるからだ。このとき,とは交わり, 問題と合致しないので, 例1のことは正しくないということになる。立方体1個で片付かない場合は2個積み重ねて考えても良い。 この手の問題は, 立方体を書いて考えると考えやすいということです。
ただ, もれがないようにしないと, せっかくやったのに間違ったということになるので, 気を付けたい。
攻略法
立方体を使ってもれなく調べる