こんにちは。相城です。今回は筆算の間違えにくい方法と, 筆算の使用例を書いておきます。それではどうぞ。
筆算の仕方
筆算なんて頭の中でできるからいいや。と聞こえてきそうですが, できるだけ間違えないようにする方法をお教えします。まずは加法(足し算)からです。
ここまでは, いつも通りです。問題なのは減法です。以下それをやってみましょう。
このままでは, 符号の変え忘れや頭の中でやってしまうので, 下段の符号を全部変えてしまい, 加法として計算するのです。以下の式で, 下段の符号が全部逆になっています。
こうやって, 減法の場合, 下段の符号を全部変えて加法として計算すれば,
少しは計算ミスがなくなるかもしれませんね。この筆算の方法は連立方程式にも応用できますから, しっかり学んでください。
筆算の応用
中点の求め方
2点A,Bの中点Pの座標の求め方の公式は以下のようです。
公式中点Pの座標
ただ今回のは覚えている生徒はいいですが, なかなか覚えられません。
そこで考えたのが, 座標を筆算で足して2で割るという作業です。
以下に例を示しました。
例)座標, の中点Pの座標の求め方。
高校生で習う重心の座標の求め方だったかな?そんなものにも応用がきくと思います。 座標を筆算で足すのは面白いかなと思います。
次の技です。変化の割合も筆算で求めましょう。えっと思いますが, 結構使えるかなと思い技を紹介します。
2点A,Bの変化の割合(グラフの傾き)は次の式で与えられます。
変化の割合
またまたこれも苦手な生徒のために考えました。変化の割合は座標同士をひいて求めています。ですから筆算で座標同士を引くのです。
2点, を通る直線の変化の割合の求めてみました。
先ほどの筆算の減法同様, 筆算の引き算は, 下の符号を変えて足す。引いて求めた座標の座標がの増加量, 座標がの増加量なのでで変化の割合を求めるととなります。
こうやって, 筆算で変化の割合も出せます。気を付けるのは
変化の割合座標(の増加量)座標(の増加量)です。
注)変化の割合は連立方程式でも算出できますが, それ以外の方法でという提案です。
これで座標の筆算を使いこなして, 楽に問題を解いていきましょう。
攻略法
引き算の筆算は下段の符号を全部変えて足し算する。
中点の座標の式は
a+cではなくa+b ではないでしょうか。
ありがとうございます。
修正しました。