こんにちは。相城です。今回は正弦定理について書いておきます。
正弦定理
△ABCのBC, CA, AB, △ABCの外接円の半径をとするとき,
が成り立つ。これを正弦定理という。
パターン1:が鋭角の場合(△ABCが鋭角三角形)
BAが円Oの直径2Rとなるように円周上にAをとると, 円周角の定理より, であり, となる。このとき, BA, BCなので, △ABCに三角比を用いると,
これから
なので
, についても同様のことが言えるので,
が成り立つ。
パターン2:が鈍角の場合(△ABCが鈍角三角形)
が鈍角の場合, BDが円Oの直径となるように, 円周上に点Dをとり, 円Oに内接する四角形ABDCをつくって考える。
このとき, 円に内接する四角形の内角の関係より, とすると, である。また, 円周角の定理より, となる。このとき, BD, BCなので, △BDCに三角比を用いると,
であるから,
よって,
なので,
, については鋭角なので, 前途したように成り立つことが知れているので,
が成り立つ。