こんにちは。相城です。今回は階差数列の漸化式について書いておきます。
今回の漸化式は等差数列の漸化式の発展版のようなものです。二項間の関係が数だけでなく式で表される場合のことになります。
一般的にこのことを
とし, 一般項は, として
で得られます。これで求めた一般項がのとき成り立つか考えて, 解答を得ます。※漸化式のの係数は1であることが前提になります。
仕組み的には以下のような感じです。
以下例題を見ながらやってみましょう。
例題を見てみよう
【例題】, で表される数列の一般項を求めよ。
【解法】なので, 二項間の数がで表される数列になる。したがって, 一般項は, として
これはのときも成り立つ。
よって, (答)
【例題】, で表される数列の一般項を求めよ。
【解法】前途した方法と同じく, 一般項 は, として
これはのときも成り立つ。
よって, (答)
【例題】, で表される数列の一般項を求めよ。
【解法】もう慣れてきましたか?思考的には何ら変わりありません。
一般項は, として
これはのときも成り立つ。
よって, (答)
【例題】, で表される数列の一般項を求めよ。
【解法】これも二項間を表す数列が変わっただけで, 思考のロジックは同じです。
一般項は, として
これはのときも成り立つ。
よって, (答)
等差数列のときも同様に求められるよ
【例題】, で表される数列の一般項を求めよ。
【解法】等差数列の漸化式ですが, これも思考のロジックは同じで求められます。
一般項は, として
これは, のときも成り立つ。
(答)