こんにちは。マークの試験とか, 記述試験の検算のときに役立つと思うので, 紹介しておきます。

 公式とは
公式とは3次関数 と直線(接線)
と直線(接線) が点
が点 で接し, 点
で接し, 点 で交わるときの上図で, 色のついた部分の面積を求める公式であり, その面積を
で交わるときの上図で, 色のついた部分の面積を求める公式であり, その面積を とすると,
とすると,
というものである。
 ,
,  として証明する。もちろん
として証明する。もちろん の場合や, 接線の上下による場合分けも考えなくてはいけないが, 証明内容としては, 同じなので, 割愛する。公式に絶対値記号が付いているのは
の場合や, 接線の上下による場合分けも考えなくてはいけないが, 証明内容としては, 同じなので, 割愛する。公式に絶対値記号が付いているのは の場合を考慮してのことである。
の場合を考慮してのことである。
【証明】
証明方法は, 3次関数 と直線(接線)
と直線(接線) が
が で交わり, 接点が
で交わり, 接点が であることから,
であることから,  を2重解を持つことに着目すると, 面積
を2重解を持つことに着目すると, 面積 は次のように変形できる。
は次のように変形できる。
よって, これを計算していくと, ![Rendered by QuickLaTeX.com \begin{array}{lll}S&=&-\displaystyle\int_{\alpha}^{\beta}a(x-\alpha)^2(x-\beta)\, dx\\&=&-a\displaystyle\int_{\alpha}^{\beta}(x-\alpha)^2(x-\alpha+\alpha-\beta)\, dx\\&=&-a\displaystyle\int_{\alpha}^{\beta}(x-\alpha)^3-a(\alpha-\beta)\displaystyle\int_{\alpha}^{\beta}(x-\alpha)^2\,dx\\&=&-a\left[\dfrac{(x-\alpha)^4}{4}\right]_{\alpha}^{\beta}+a\left[\dfrac{(x-\alpha)^3}{3}\right]_{\alpha}^{\beta}\\&=&\dfrac{-a(\beta-\alpha)^4}{4}+\dfrac{a(\beta-\alpha)^4}{3}\\&=&\dfrac{a}{12}(\beta-\alpha)^4\end{array}](https://mathtext.info/blog/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-0255c311d7c1ab19677d36b8a4382a41_l3.png)
として公式が得られる。 ,
,  を考慮して,
を考慮して, 
となる。
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