こんにちは。知っておくと意外と便利な公式を提示します。よければ使ってください。検算などには役立つと思います。
放物線とグラフ上の2点A, Bにおける接線, が点Pで交わる。このとき, 交点Pの座標を求めてみることにする。
すべての放物線は相似の関係にあるので, をとしても一般性は失われない。
放物線の式をとすると,
であり, 接点をそれぞれ, , , とすると, 接線は,
よって交点Pの座標を求めると,
をに代入すると,
以上より, 点Pの座標は,
このように, 点Pの座標は放物線に関係なく, 2つの接点の中点になることがわかった。
交点Pの座標がが2点A, Bの中点であることがわかった。ここで, 線分ABの中点をMとすると,
となる。
ここで, 線分PMの中点Nを求めてみると,
座標は, 座標は,
となり, Nの座標は,
である。この座標は, 放物線の点であることから,
線分PMの中点Nは放物線上の点になる。
ついでに, MN, NPの長さを求めてみると,
なので,
よって,
となる。
最後にもう1つだけ。
グラフ上の点Nにおける接線の傾きは,
, Nの座標がであることから,
傾きは,
となる。
ここで, 直線ABの傾きを求めてみると, , であるから,
となり, 点Nにおける放物線の接線の傾きと, 直線ABの傾きは等しくなることがわかる。
つまり,
となる。