高校数学:数列:等比数列の和の公式のからくり

こんにちは。今回は等比数列の和の公式について触れておきます。覚えておくと, 和の式がつくりやすいので, マスターしてください。

等比数列の和の公式

一般項\{a_n\}a_n=ar^{n-1}で与えられる。初項a, 公比rの等比数列の初項から第n項までの和S_nは次式で与えられる。
S_n=\dfrac{a(r^n-1)}{r-1}
これを細かく見ていくと,

となり, 公式の右辺の公比の指数部には項数がくることが決まりである。ただし, このとき, n=1, 2, 3, \cdotsである。これをほとんどの人が知らず取り組んでいるので, nなのか, n-1なのか混乱する原因となる。以下例題を見ていきながら, 指数部がどう変化するか見ていこう。
【例題①】

ただし, n=0, 1, 2, \cdotsである。これはk=n+1において, 初項k=1を表すのはn=0のときであるから。

【例題②】

ただし, n=2, 3, 4, \cdotsである。これはk=n-1において, 初項k=1を表すのはn=2のときであるから。

【例題③】

ただし, n=3, 4, 5, \cdotsである。これはk=n-1において, 初項k=2を表すのはn=3のときであるから。

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