こんにちは。今回は連立漸化式の問題です。解法のロジックを身に付けておきましょう。
【例題】2つの数列
,
が,
,
, 
ただし, ![]()
によって定められるとき, 一般項
,
を求めよ。
よく見かけるのは, 数列
を考え, これが公比
の等比数列をなすようにして変形していくパターンである。
すなわち, ![]()
これに問題の
,
を代入すると, ![]()
![]()
左辺と右辺の関係から, 
を消去して, ![]()
![]()
![]()
![]()
のとき, ![]()
より, ![]()
![]()
のとき, ![]()
より, ![]()
![]()
,
の連立方程式を解いて,
,
(答)
次の解法は三項間漸化式に持ち込んで解く方法です。
この2式から
を消去すると,
となり, ![]()
ここで, 与式の
の
の値を1増やすと,
となり, ![]()
,
から
を消去して整理すると, ![]()
となる。また,
であるから,
,
の漸化式を解いて,
が得られるというわけだ。
を求めるため式変形すると, 
より, 
これから
を消去して,
となる。
次に, 与式から,
であるので, ![]()
よって, ![]()
以上より,
,
(答)
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