こんにちは。一部表現を変えています。それではどうぞ。
下の図1に示した立体は, 1辺の長さが6cmの正四面体である。
辺ACの中点をMとする。点Pは, 頂点Aを出発し, 辺AB, 辺BC上を毎秒1cmの速さで動き, 12秒後に頂点Cに到着する。
点Qは, 点Pが頂点Aを出発するのと同時に頂点Cを出発し, 辺CD, 辺DA上を, 点Pと同じ速さで動き, 12秒後に頂点Aに到着する。
点Mと点P, 点Mと点Qをそれぞれ結ぶ。次の各問いに答えよ。
(1) 図1において, 点Pが辺AB上にあるとき, とする。の値が最も小さくなるのは, 点Pが頂点Aを出発してから何秒後であるか。
【図1】
(2) 下の図2は, 図1において, 点Pが頂点Aを出発してから8秒後のとき, 頂点Aと点P, 点Pと点Qをそれぞれ結んだ場合を表している。立体の体積を求めなさい。
【図2】
【東京一部表現改】
【解答】
(1) 秒後
(2)
【解説】
, がの直角三角形になるときが, 最短になる。なので, 。
よって, 秒後(答)
(2)
まず, 正四面体の体積を求めて, 求める立体の体積が全体のいくつにあたるかで解いていきます。
頂点Aから正三角形BCDに垂線AHを下ろす。このとき, 直角三角形の合同条件より, , , の三角形は合同であるから, が言え, , , の三角形も合同な二等辺三角形(3組の辺がそれぞれ等しい)である。また, HからCDに垂線HUを下ろすと, は, の直角三角形で, であるから, である。で三平方の定理より, AHを求めると,
1辺の正三角形の面積は,
よって, 正四面体の体積は,
次に, 立体の底面をとして, はのいくつにあたるか見てみる。
P, Qが出発して8秒後ということは, であるから, , であるから,
また, 底面をとしたときの立体の高さの割合は, に等しいので, 高さは全体の倍
よって, 求める体積は, より,
(答)