中学数学:研究:2次方程式の解の公式について

こんにちは。2次方程式の解の公式についてです。それではどうぞ。

2次方程式の解の公式について

中3生の夏休みであれば, すでに二次方程式の解の公式をご存知でしょうか?
二次方程式
ax^2+bx+c=0
の解を求めるための公式を二次方程式の解の公式といい
x=\dfrac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}\cdots\maru1
で与えられます。
私が学生だった頃もう1つ習ったのですが, それをご紹介します。
それはどのようなものかといいますと,
二次方程式のx係数bが偶数の場合の公式です。
いま, b=2b' (b'は整数)とします。すると二次方程式\maru1は,
x^2+2b'x+c=0
となります。
このとき解の公式はどうなるかというと
x=\dfrac{-2b'\pm\sqrt{4b'^2-4ac}}{2a}
根号の中に共通因数の4 (2^2)ができるので根号の中を簡単にすると
x=\dfrac{-2b'\pm2\sqrt{b'^2-ac}}{2a}
分子分母が2で約分できるので,
x=\dfrac{-b'\pm\sqrt{b'^2-ac}}{a}\cdots\maru2
この二次方程式の解の公式\maru2xの係数bが偶数のときに用いると便利な公式です。ただ, 別にこれを覚えなくても対応はできます。必要なことは二次方程式のxの係数bが偶数のときは, 必ず根号の中が簡単になるということ, そして約分できるということです。
じゃbが奇数なら根号の中は簡単にならないのか?という疑問が生じるかもしれませんが, bが奇数でも根号の中が簡単になる場合があります。そこを誤解しないようにしてください。bが偶数なら確実に根号の中が簡単にでき, bが奇数でも根号の中が簡単になる場合があると認識してください。??って方へ, 奇数で根号の中が簡単になる例を1つ挙げておきます。
x^2+9x+9=0
それでは。

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