こんにちは。今回は統計的な推測で登場する仮説検定のお話。解いていてこれって両側検定?片側検定?ってなることありませんか?まぁ意味が分かってるとそれは起こりえないんだけど, 感覚でやってるとどっちだろうってなるのよ。だから, ここでは理屈を押さえてすっきりして問題に取り組むのが狙い。
こんな風に問題で問われたら両側検定です。
【問い方の例①】コインの表裏の出方に偏りがあると判断してよいか。
【理由】表と裏の両方どちらでもいいので偏りがあるか調べなさいということだから。
【問い方の例②】1個のサイコロを投げたとき, 4の目の出る確率がでないと判断してよいか。
【理由】確率がより大きくてもいいし, 小さくてもいい。どちらかに偏りがあるかどうか調べなさいということだから。
こんな風に問題で問われたら片側検定です。
【問い方の例①】視聴率は上がったといえるか。
【理由】視聴率が上がったかどうかだけ調べなさいということだから。下がったかどうかは考えなくていいから。
【問い方の例②】1個のサイコロを投げたとき, 4の目が出やすいといってよいか。
【理由】確率がより大きいかどうかだけ調べなさいということだから。より小さいかどうかは考えなくてよいから。