こんにちは。対数のところで大切な考え方なので, ここに書いておきます。
【例題】次の方程式を解け
(1)
(2)
(1)では真数条件が, かつ
なので, 共通部分をとって
が真数条件になる。
したがって, より, 求める解は
となる。
(2)では真数条件が, なので,
が真数条件である。
したがって, (1)と同様に解くと, より, 求める解は
となる。
(1)の途中で(2)と同じ式が出てくるが, その式で真数条件をとっても意味がないことはわかるだろう。
このように途中の計算式は同じでも解は異なることがわかる。
したがって, と
は同値変形ではないといえる。