中学数学:確率:確率と円周角の問題(R6茨城県)

こんにちは。早速いってみましょう。

茨城県

1から6までの数が1つずつ書かれた6枚の赤色カード\mybox{1}, \mybox{2}, \mybox{3}, \mybox{4}, \mybox{5}, \mybox{6}と, 7から12までの数が1つずつ書かれた6枚のカード\mybox{7}, \mybox{8}, \mybox{9}, \mybox{10}, \mybox{11}, \mybox{12}がある。赤色のカードをよくきってから1枚引き, そのカードに書かれた数をaとする。同様に, 青色のカードをよくきってから1枚引き, そのカードに書かれた数をbとする。
このとき, 次の(1), (2)の問いに答えなさい。
ただし,赤色と青色のカードそれぞれにおいて, どのカードが引かれることも同様に確からしいとする。
(1) a+bが3の倍数となる確率として正しいものを, ア~オの中から1つ選んで, その記号を書きなさい。
\dfrac12, イ\dfrac13, ウ\dfrac14, エ\dfrac16, オ\dfrac{1}{12}
(2)下の図のように, 円周を12等分する点があり, 時計回りにそれぞれ1から12までの番号をつけ, a, bと同じ番号の点にそれぞれコマを置く。例えば, a=3, b=7のとき, 円周上の番号3, 番号7の2つの点にそれぞれコマを置く。
\maru1 コマを置いた2つの点が, この円の直径の両端となる確率を求めなさい。
\maru2 番号1の点とコマを置いた2つの点が, 直角三角形の3つの頂点となる確率を求めなさい。

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【茨城県】

解答・解説

【解答】
(1) イ
(2) \maru1 \dfrac16, \maru2 \dfrac{5}{18}
【解説】
(1) 3の倍数になるのは
a+b=9, 12, 15, 18のとき,
\begin{array}{c|c|c|c|c|c|c|}  &1&2&3&4&5&6\\ \hline7&&\bullet&&&\bullet&\\ \hline8&\bullet&&&\bullet&&\\ \hline9&&&\bullet&&&\bullet\\ \hline10&&\bullet&&&\bullet&\\ \hline11&\bullet&&&\bullet&&\\ \hline12&&&\bullet&&&\bullet\\ \hline\end{array}
上の\bullet=12通り。よって, \dfrac{12}{36}=\dfrac13
(2)
\maru1 対角線になるのは,
\begin{array}{c|c|c|c|c|c|c|}  &1&2&3&4&5&6\\ \hline7&\bullet&&&&&\\ \hline8&&\bullet&&&&\\ \hline9&&&\bullet&&&\\ \hline10&&&&\bullet&&\\ \hline11&&&&&\bullet&\\ \hline12&&&&&&\bullet\\ \hline\end{array}
上の\bullet=6通り。 よって, \dfrac{6}{36}=\dfrac16
\maru2
最も多くできるのは1, 7(直径)を選んだときで, 赤のカードは2, 3, 4, 5, 6の5通り選べる。あとはa, bが直径になるときを選べば, 自動的に直角三角形になる。したがって, カードの選び方は以下の\bulletようになる
\begin{array}{c|c|c|c|c|c|c|}  &1&2&3&4&5&6\\ \hline7&&\bullet&\bullet&\bullet&\bullet&\bullet\\ \hline8&&\bullet&&&&\\ \hline9&&&\bullet&&&\\ \hline10&&&&\bullet&&\\ \hline11&&&&&\bullet&\\ \hline12&&&&&&\bullet\\ \hline\end{array}
上の\bullet=10通り。 よって, \dfrac{10}{36}=\dfrac{5}{18}

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