中学数学:令和6年第一回基礎学力テスト(徳島県)連立方程式の文章題の解説

こんにちは。第一回の基礎学力テストどうでしたか?まぁまぁ難しかったですかね。典型問題が多かった気がしますが, 中でもこの(3)の問題は手薄になりがちな問題ですね。慣れてる人はこれかって感じですが, 慣れてないとどうしていいかわからなかったはず。それでは(1)から順にみていきましょう。

問題

ある店では1個あたりの定価をケーキAは350円, ケーキBは320円として販売している。次の(1)・(2)に答えなさい。ただし, 消費税は考えないものとする。
(1) みきさんがケーキAとケーキBをあわせて13個買ったところ, その代金は4400円であった。ケーキAとケーキBをそれぞれ何個買ったか求めなさい。

(2) 別の日, みきさんとまさしさんはこの店のケーキAとケーキBをそれぞれ何個かずつ買おうとしている。その日は, ケーキの割引販売をしており, ケーキAを定価の20\%引きで買うことができる。さらに, あわせて10個以上15個未満のケーキを買うと, その代金から10\%値引きされる。また, あわせて15個以上のケーキを買うと, その代金から20\%値引きされる。次の\maru1\maru2に答えなさい。

\maru1 みきさんがケーキAを5個, ケーキBを7個買ったときの代金を求めなさい。

\maru2 まさしさんがケーキAとケーキBをあわせて15個以上買ったときの代金は4640円であった。まさしさんがケーキを買うときに, 販売していたのはケーキAが8個, ケーキBが15個であった。まさしさんはケーキAとケーキBをそれぞれ何個買ったか求めなさい。

解答・解説

【解答】
(1) ケーキA 8個, ケーキB 5個
(2)
\maru1 3276円
\maru2 ケーキA 7個, ケーキB 12個
【解説】
(1) ケーキA x個, ケーキB y個買ったとすると,
\begin{cases}x+y=13\\350x+320y=4400\end{cases}
これを解いて, x=8, y=5
よって, ケーキA 8個, ケーキB 5個
(2)
\maru1 買った個数が10個以上15個未満なので, 合計金額から10\%値引き(\times0.9)される。
ケーキAは定価の20\%引きなので, 1個350\times0.8=280(円)で買うことができる。
したがって,
(280\times5+320\times7)\times0.9が求める代金
これを計算して, 3276円
\maru2 15個以上買ったので, 合計金額から20\%値引き(\times0.8)される。
ケーキAの個数をx個, ケーキBの個数をy個とすると, 代金が4640円だったので,
(280x+320y)\times0.8=4640
この式の両辺を0.8で割ると,
280x+320y=5800
この式の両辺を40で割って簡単にすると,
7x+8y=145
これより,
8y=145-7x
8yは偶数なので, 145-7xも偶数である。145が奇数だから7xも奇数。
したがって, xにあてはまる数字は8以下の奇数。x=1, 3, 5, 7
x=1はありえないと思うので, x=7から代入していくと,
x=7のとき8y=145-7\time7=96となり, y=12と自然数で求まる。以下yが自然数になるのは存在しないので,
ケーキA 7個, ケーキB 8個

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