TikZ:R7年度:第2回基礎学力テスト数学(平面図形)解説

こんにちは。今回の基礎学は要所要所で難しい問題があり,解きにくかったのかなと感じている次第です。それでは平面図形の問題やってみましょう。例のごとく相似,三平方の定理は未修ということで話を進めていきます。

平面図形

下の図のように,正方形ABCDの対角線ACの延長上に点Eをとり,線分DEをひく。線分DEを1辺とする正方形DEFGをつくり,点G,点C,点Eをそれぞれ結ぶ。次の(1)~(3)に答えなさい。

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(1) \sankaku{AED}\equiv\sankaku{CGD}であることを証明しなさい。
(2) \kaku{CDE}=a\Degのとき,\kaku{CED}の大きさをaを用いて表しなさい。
(3) \sankaku{CEG}=36\text{cm}^2\text{AC}=\text{CE}のとき,辺ABの長さを求めなさい。

解答・解説


(1) \sankaku{AED}\sankaku{CGD}において,
仮定より,
\text{AD}=\text{CD}\cdots\maru1
\text{DE}=\text{DG}\cdots\maru2
\kaku{ADE}=90\Deg+\kaku{CDE}\cdots\maru3
\kaku{CDG}=90\Deg+\kaku{CDE}\cdots\maru4
\maru3\maru4より,
\kaku{ADE}=\kaku{CDG}\cdots\maru5
\maru1\maru2\maru5より,2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので,
\sankaku{AED}\equiv\sankaku{CGD}

(2) ( 45-a )\Deg

(3) 3\sqrt2\, \text{cm}

【解説】
(2) 三角形の外角はその隣にない2つの内角の和に等しいので,
\kaku{CDE}+\kaku{CED}=\kaku{ACD}\cdots\maru1
ACは正方形の対角線より,\kaku{ACD}=45\Deg,また,\kaku{CDE}=a\Degより\maru1は,
a\Deg+\kaku{CED}=45\Deg
よって,
\kaku{CED}=( 45-a )\Deg

(3) 三平方の定理は未修ということで解説します。

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\text{AC}=\text{CE}=xとおくと,(1)より\text{AE}=\text{CG}=2xとなる。
また,(1)より,\kaku{DCG}=\kaku{DAE}=45\Degであるから,\kaku{GCE}=90\Deg
\sankaku{CEG}の面積の関係より,
x\times2x\times\dfrac12=36
x^2=36x>0より,x=6
x=6より,正方形ABCDの対角線は6であることから,
正方形ABCDの面積は6\times6\times\dfrac12=18\cdots\maru1
※正方形の面積は(対角線)\times(対角線)\times\dfrac12でも求められる。
\text{AB}=\text{BC}=yとおくと,正方形ABCDの面積は\text{AB}\times\text{BC}=y^2\cdots\maru2
\maru2=\maru1から,
y^2=18が成り立つので,y=3\sqrt2\ \ ( y>0 )
よって,
\text{AB}=3\sqrt2\, \text{cm}

※三平方の定理で習う三角形の辺の比を知っていれば,\text{AB}=6\div\sqrt2=3\sqrt2と平易に求まります。

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