TikZ:中学数学:R5(2023)年度徳島県公立高校入試:数学:大問2 関数

さて, 令和5年度の徳島県の入試問題の関数をやっていきましょう。

大問2関数の問題

下の図のように, 2つの関数y=x^2y=ax^2\, ( 0<a<1 )のグラフがある。関数y=x^2のグラフ上の2点A, B, 関数y=ax^2のグラフ上に点Cがあり, 点Aのx座標は2, 点B, Cのx座標は-3である。(1)~(4)に答えなさい。

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(1) 関数y=x^2のグラフとx軸について線対称となるグラフの式を求めなさい。
(2) 2点A, Bを通る直線の式を求めなさい。
(3) △ABCの面積をaを用いて表しなさい。
(4) 線分ACと線分OBとの交点をDとし, 点Eをy軸上にとる。四角形BDAEが平行四辺形となるとき, aの値を求めなさい。

解答例

【解答例】
(1) x軸について線対称ということは, x軸を折り目として折ったときに重なる。
よって, y=-x^2
(2) \mathrm{A(2, 4),\ B(-3, 9)}なので, y=px+qにそれぞれ, \mathrm{A(2, 4),\ B(-3, 9)}を代入して,
2p+q=4, -3p+q=9この連立方程式を解いて, p=-1, q=6
よって, 求める直線の式は, y=-x+6
(3) \mathrm{A}(2, 4), \mathrm{B}(-3, 9)}, \mathrm{C}(-3, 9a)}なので, \mathrm{BC}=9-9a, 線分BCを底辺と考えると高さは, 点Aから線分BCに下ろした垂線になる。この長さは, 2-(-3)=5(高さ)なので, 求める面積は,
(9-9a)\times5\times\dfrac12=\dfrac{45-45a}{2}
(4)

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直線OBは比例の関数なので, B(-3, 9)より, 直線OBの式はy=-3xである。これと直線AEは平行(平行四辺形だから)なので, 直線AEの式は, y=-3x+bとおけて, これが, A(2, 4)を通るので, 4=-3\times2+bより, b=10となり, 直線AEの式はy=-3x+10となるので, E(0, 10)が分かる。このとき, 点Eから点Aへは, x軸方向に2, y軸方向に-6進んでいるので, 点Bから点Dにも同様に, x軸方向に2, y軸方向に-6進んでいる(平行四辺形だから)。したがって, Dの座標は, D(-3+2, 9-6)となり, D(-1, 3)を得る。このとき, 直線ADは2点A(2, 4), D(-1, 3)を通るので, 直線ADの式は, y=\dfrac13x+\dfrac{10}{3}\cdots\maru1となる。点Cは直線AD上にあるので, C(-3, 9a)\maru1に代入して,
9a=\dfrac13\times(-3)+\dfrac{10}{3}
9a=\dfrac73
よって,
a=\dfrac{7}{27}

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