数学ってなんでするの?って思いますよね?私なりに数学の大切さが伝わればと思い、書いてみることにしました。おこがましく恥ずかしいですが、気軽に読んでいただけたらと存じます。
数学なんていらないって思う瞬間はあるかも?
小中高生はまさにこんなの勉強して何になると思うことがあるでしょう。私も思ったことはあります。でも塾の先生やって数学と私生活でのつながりを考えていくと、いろんなところでつながっているので、それをお伝えできればと存じます。
私も因数分解はいらないと思うけど
数学なんてまさにそうですね。因数分解なんて必要ないですよ。だって私が塾の先生してなければ使ってないかもしれません。将来大きくなったとき、因数分解自体は使わないかもしれません。ただ、因数分解もとらえ方によっては大切で、その奥に隠れているものがより重要だと思うのです。
数学という学問
数学はものの見方を教えてくれる学問だと思います。
数学は発想の方法を教えてくれる
そもそも数式が分解できるって発想ありましたか?例えば数式でなくてもいいです。24を素数で分解するって発想ありましたか?素因数分解することで約数の個数が分かったり、数の性質がわかるってご存知でしたか?このように数学っていう学問はものごとの目先を変えてみることを学ぶことができる学問だと思います。
抽象的なものを具体的にするグラフ
またy=2xって書いてあるだけでは何かわかりませんが、グラフにすることで、右上がりの直線になることがわかるし、それが原点を通ることもわかる。このように、グラフは抽象的なことを具体的に表してくれます。
困難は分割せよ
確率や関数の場合分けなどは、デカルトの「困難は分割せよ。」を体験できるいい機会です。また、難しい問題も細かく分割していくことで解決できることがあるということです。
証明は理詰めの基本
証明問題は結論を示すために文章を考える基本になります。なぜこうなるのか、そして、こういうことだからこうなんだ。だから、こうなんだと。1つの物事を順序だてて説明していき、結論を導き出すという理詰めの基本をここで学びます。
いろんな角度から物事を見る
図形問題も目先を変える絶好の問題です。社会に出たときの問題もいろんな方向から検証して考えます。難しい図形問題はその要素を含んでいると思っています。ですから、難しいからと言ってすぐにあきらめずに、取り組んでほしいものです。そうやって物事をいろんな角度から見る癖を養ってほしいものです。
最後に計算は電卓がしてくれる?
計算は基本中の基本です。早く正確に解くことは、正しい判断力が瞬時に要求されます。計算することはそれを養ってくれます。
計算は電卓がしてくれるっていう人がいますが、その電卓が間違っていたらどうするのですか?もし電卓が1+2=5とした場合、電卓が正しいと判断できますか?間違っていると判断できるのは正しい計算ができるからです。そもそも計算自体を知らない人はただの記号にしか見えないと思いますが。人に騙されないためにも様々な学問を学ぶことは必要なんです。
それではまた。