高校数学:正弦定理:余弦定理を用いた正弦定理の証明

こんにちは。正弦定理の証明です。

正弦定理の証明

パターン1:\thetaが鋭角の場合(\sankaku{ABC}が鋭角三角形)

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\sankaku{OBC}で余弦定理を用いると,
a^2=R^2+R^2-2R^2\cos2\theta
2R^2\cos2\theta=2R^2-a^2
\cos2\theta=1-\dfrac{a^2}{2R^2}\cdots\maru1
\cos2\theta=\cos^2\theta-\sin^2\theta
1=\sin^2\theta+\cos^2\theta
から\maru1
\cos^2\theta-\sin^2\theta=\sin^2\theta+\cos^2\theta-\dfrac{a^2}{2R^2}
となり, これを整理すると,
\sin^2\theta=\dfrac{a^2}{4R^2}
\sin\theta>0より,
\sin\theta=\dfrac{a}{2R}
となり,
\dfrac{a}{\sin A}=2R
\kaku{B}, \kaku{C}についても同様のことが言えるので,
\dfrac{a}{\sin A}=\dfrac{b}{\sin B}=\dfrac{c}{\sin C}=2R
が成り立つ。

パターン2:\thetaが鈍角の場合(\sankaku{ABC}が鈍角三角形)

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円周角の定理より, \kaku{BOC}=360\Deg-2\thetaとなる。
\sankaku{OBC}で余弦定理を用いると,
a^2=R^2+R^2-2R^2\cos(360\Deg-2\theta)
a^2=2R^2-2R^2\cos2\theta
以下上と同じ証明。
\kaku{B}, \kaku{C}については鋭角なので上と同じ。
よって,
\dfrac{a}{\sin A}=\dfrac{b}{\sin B}=\dfrac{c}{\sin C}=2R
が成り立つ。

TikZ:高校数学:正弦定理とその証明

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