こんにちは。徳島新聞に掲載されたので,記録として残しておきます。
数学さんへ。君との出会いは算数という形での出会いが最初でしたね。小学校の頃は勉強をろくにせず,算数のテストで0点をとったこともありました。君との出会いはそんな思い出から始まります。
中学生の頃も勉強はせず,中3の10月になって好きな子のために慌てて始めたのを覚えています。その頃も特に君を意識するのではなく,数学は感覚で解くもんだみたいに着眼していたのを覚えています。高校でも君に意識なんて持っていませんでした。
私が君を意識しだしたのは高3。今は亡きおじさんが持ってきてくれた数学の月刊誌がつぼにはまりました。目からうろこでした。毎日のように君と格闘し,休憩時間でさえ君と対峙していました。そのかいあって,数学だけは良い結果が出せるようになりました。
大学受験が終わりキャンパスライフが終わると,私は君をすっかり忘れました。あれは痛手でした。今考えれば数学だけは勉強を続けなきゃダメでした。あの時は忘れてしまってこめんなさい。そんな私だがいつの間にか再び君と格闘する日々を送っています。君の頂は高いがその分やりがいを感じています。いつの日か自分が納得する形で君を迎えたいと思います。その日まで待ってておくれ数学さん。