TikZ:R7年度:第一回基礎学力テスト数学(平面図形)解説

こんにちは。基礎学力テストお疲れ様でした。さて,平面図形の解説をしておきます。

平面図形

下の図で四角形ABCDは正方形である。辺BC上に点Eをとり,点Bから線分AEにひいた垂線と,線分AE,辺CDとの交点をそれぞれ点F,Gとする。さらに,点Aと点Gを結び,線分AGとする。次の(1)・(2)に答えなさい。

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(1) \sankaku{ABE}\equiv\sankaku{BCG}であることを証明しなさい。
(2) \text{BE}=15\,\text{cm}\text{EC}=5\,\text{cm}\text{AE}=25\,\text{cm}のとき,次の\maru1\maru2に答えなさい。
\maru1 \text{BF}の長さを求めなさい。
\maru2 \sankaku{BEF}の面積を求めなさい。

解答・解説

【解答】
(1) \sankaku{ABE}\sankaku{BCG}で,
仮定より,
\text{AB}=\text{BC}\cdots\maru1
\kaku{ABE}=\kaku{BCG}=90\Deg\cdots\maru2
三角形の内角の関係より,
\kaku{BAE}+\kaku{ABF}=90\Deg
\kaku{CBG}+\kaku{ABF}=90\Deg
より,
\kaku{BAE}=\kaku{CBG}\cdots\maru3
\maru1\maru2\maru3より,1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいから,
\sankaku{ABE}\equiv\sankaku{BCG}

(2) \maru1 12\, \text{cm}, \maru2 54\, \text{cm}^2

【解説】
(2) \maru1 中3の10月のテストだということ,相似や三平方は未修という前提で解説すると,三角形の面積を用いて解くのが一般的です。この場合,\sankaku{ABE}の面積に着目して,
\text{AB}\times\text{BE}=\text{AE}\times\text{BF}  (面積を求めるための\times\dfrac12は省略)
を利用する。
したがって,
20\times15=25\times\text{BF}
これを解いて,\text{BF}=12
(2) \maru2
【解法A】
EとGを結ぶ。

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\sankaku{BGE}は底辺15,高さ15の三角形で,\maru1より,\text{BF} : \text{FG}=12 : 13であるから,\sankaku{BEF}\sankaku{BGE}\dfrac{12}{25}倍。よって,求める三角形の面積Sは,
S=15\times15\times\dfrac12\times\dfrac{12}{25}=54\, \text{cm}^2
【解法B】
\sankaku{ABG}の面積を求めると,20\times20\times\dfrac12=200
ここで,\sankaku{ABG}の面積考えるとき,底辺を\text{BG}=25,高さAFとすると,
25\times\text{AF}\times\dfrac12=200
が成り立ち,これを解いて,
\text{AF}=16
これより,EFの長さは\text{EF}=25-16=9
よって求める面積S
S=12\times9\times\dfrac12=54\, \text{cm}^2

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