こんにちは。相城です。
さて、今回は放物線の問題をやってみようと思います。
今回の問題は4つの問題のうち3つは取っておきたい問題となっていますので、数学が苦手な方も取り組んでほしいと思います。
それでは問題です。
問い:下の図のように、点Aは関数のグラフ上にあり、Aの
座標は
である。また、点B、Dは
軸上、点Cは関数
のグラフ上にある。点Pは関数
のグラフと線分ABの交点で、その座標は(
,
)である。
四角形ABCDが平行四辺形で、ADと軸が平行になるとき、次の(1)~(3)に答えなさい。
(1) の値を求めなさい。
(2) 点Bの座標を求めなさい。
(3) △PCDの面積を求めなさい。
(4) 点Aを通る直線で平行四辺形ABCDの面積を2 : 1に分ける。その直線と平行四辺形ABCDとの交点をQとするとき、直線AQの傾きをすべて求めなさい。
以上が問題になります。

解説は以下に書いていきますのでご覧になってください。
(1) P(,
)は関数
上の点なので、代入すると、
(答え)となる。
(2) 点Bは直線APの切片なので、直線APを求めることに専念する。
点A()、P(
,
)なので、直線APは
となるので、点Bの座標は(
)
(答え)
(3) △PCDの面積を次のように考える。
△PCD平行四辺形ABCD-△APD-△PBC
上図より平行四辺形ABCDは底辺がBC2、高さがAS
6なので面積は
、△APDは底辺AD
2、高さPQ
3なので、面積は
、△PBCは底辺BC
2、高さPR
3なので、面積は
。よって△PCDの面積は、
△PCD12-3-3
6
(答え)
(4) 【方針】(3)より平行四辺形ABCDの面積は12であるから、2 : 1に分けるということは全体を3等分することを考えればいいので、1に当たる面積はになる。したがって下図の△ABMが4になる場合と、△ADNが4になる場合を考えればよい。
さて、△ABMが4になる場合底辺はBMになるのですが、長さが分かっていないのでとして求めることにします。高さはAS
6なので、
とすると、
となり、M
となるので、直線AMの傾きは
次に、△ADNが4になる場合、底辺はAD2となるので、高さTNが分かっていないので、TN
とおいて求めると、
として、
となる。したがって、Nの
座標はTの
座標2から4下に行ったところになるので、
になる。この
という
座標は直線DC上にあるので、直線DCを求めると、D
、C
より、
であるから、
を代入し、
座標を求めると
となる。よってN
であるから、直線ANの傾きは
以上より、求める傾きは、
(答え)
座標が分数のとき、直線の傾きや式を求めるときは、直線の式をとして、2点の座標を代入して、連立方程式で求めるといいでしょう。
それではお粗末でした。