こんにちは。相城です。今回は三角形の合同の証明の攻略法を見ていきましょう。動画でご覧になりたい方は下部に載せていますのでご覧ください。それではどうぞ。
三角形の合同の証明の攻略
三角形の合同の証明の基本の流れ
- 文をよく読んで, 仮定と結論を区別する。
- 仮定からわかることを図形にチェック。
- 合同な三角形を1組み選ぶ。
- 仮定から等しい数量を2つ書く。
- 定理や図形の性質から等しいものを1つ書く。
- 合同条件。
- 結論。
※問題文の中から, 合同条件を満たすための3つのうち最低2つはわかる。
上記は, ほとんどのパターンで使える。
図形が苦手, でも得意になりたい人は①の仮定と結論の区別の練習をし,
その中でも合同な図形に必要なものを選ぶ練習をするとよい。
例題を見ていきましょう
例題 下の図で, △ABCは正三角形, 辺AB, 辺BC上にAFCEとなる点F, Eをとる。 また, 線分AEと線分CFの交点をGとする。このとき, △ABE △CBFであることを証明しなさい。
- 仮定
, ABBCCA, AFCE - 結論
△ABE△CBF
証明
△ABEと△CBFで,
仮定より
ABCB
AFCE, ABBCより,
BEBF
, , より,
2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので,
△ABE △CBF
上の証明で, , は仮定より分かっている。ここで証明したい△ABE, △CBFで1つの辺と1つの角が分かっている。ということは, 合同条件と照らし合わせた 場合, あと1つ知りたいのは1組の辺とその両端~, か2組の辺とその間の~どちらかに絞れる。どちらかに
なるはずなので, じっくり図形を見て性質などから証明できる方を導く。これがである。
ちなみにのように角度が分かるものは書いてやるのが礼儀。