こんにちは。相城です。今回は平方根の大小について見ていきましょう。
の大小関係は2乗して考えるか, の中に入れれば, 大体いける。今回は2乗する解法で話を進めていきます。
根号を含む大小関係の問題は両辺2乗すれば, 大体片が付きます。以下例をもって示してみましょう。
例:となる自然数は何個あるか。
解:両辺2乗すると, となるので, これを満たす自然数は1~8の8個の自然数。よって8個
例:を満たす自然数をすべて求めよ。
解:両辺2乗すると, となる。これを満たす最初のの値は, 3である()。同様に4, 5で, 6では26を超えてしまうので, 不適。よってである
例:と0.1の大小関係を不等号で表せ。
解:それぞれ2乗して, 0.1, 0.01となるよって, 0.10.01だから,
例:次の数を大きい順に並べなさい。
解:それぞれ2乗して,
これは, 大きい順に,
であるから, 大きい順に並べると
となる。
ただ注意しなくてはならないのがマイナスの数字です。
次にそれを書いておきます。
次の数字を大きい順に並べなさい。
この場合, 単純に2乗すると, 不の数が正の数に変わってしまいます。これは数字そのもの性質が変わってしまうので,
間違いです。マイナスはそのままで絶対値を2乗していると認識しておいてください。ですからこの場合
となり, 大きい順に並べると,
となるので, 答えは
となります。
攻略法
平方根の大小関係は2乗して考えるか, 根号の中に入れて考える。