こんにちは。相城です。今回はメネラウスの定理とその証明を見ていきましょう。
メネラウスの定理
下の図の△ABCで, 点F, EはそれぞれAB,AC上の点で,  BCの延長線とFEの延長線の交点をDとします。このとき, 
 
      ![Rendered by QuickLaTeX.com \[\dfrac{a}{b}\times \dfrac{c+d}{d}\times \dfrac{e}{f}=1\]](https://mathtext.info/blog/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-9001214450d14eefca671e3fca683764_l3.png)
が成り立つ。この定理をメネラウスの定理という。

基本の動き方 ①→②→③→④→⑤→⑥の順で動きます。

証明

Cを通り、FDに平行な直線とABの交点をGとする。
 CG DFより, BG : GF
DFより, BG : GF であるから,
であるから,  の長さを
の長さを を使って表すと,
を使って表すと, 

また, △AGCで, FE GCであるから,
GCであるから, 

dを①で置き換えると,

つまり,

両辺を整理すると, 
 
      ![Rendered by QuickLaTeX.com \[\dfrac{a}{b}\times \dfrac{c+d}{d}=\dfrac{f}{e}\]](https://mathtext.info/blog/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-90f2d8b426d46f40d8198b96f827009a_l3.png)
両辺に
 すると
すると      ![Rendered by QuickLaTeX.com \[\dfrac{a}{b}\times \dfrac{c+d}{d}\times \dfrac{e}{f}=1\]](https://mathtext.info/blog/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-9001214450d14eefca671e3fca683764_l3.png)
ちなみに,
 ということは, 分子, 分母を全て反対にしても
ということは, 分子, 分母を全て反対にしても なので,
なので,       ![Rendered by QuickLaTeX.com \[\dfrac{b}{a}\times \dfrac{d}{c+d}\times \dfrac{f}{e}=1\]](https://mathtext.info/blog/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-83938be63ca6b87b2a3a3f54348a7252_l3.png)
とも書ける。
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