こんにちは。今回はカレンダーのような周期のある規則性についてです。
規則性の攻略(カタマリで考える。)
〇 数字が1つの周期(カタマリ)で回っていないか見る。簡単にいえば1つの数字の倍数が出てくる箇所がないか見る。
〇 他の数字はその周期(カタマリ)の数字で割った時の余りで区別できないかみる。
〇図は円形のテーブルの上に1~200までの整数を1つずつ書いたカードが置いてあり, Aから順に時計回りにAに1, Bに2, Cに3と200まで1枚ずつ配っていく。このとき次の問いに答えなさい。

このような問題ではカタマリが威力を発揮する。この場合A, B, C, D, E, Fさんのそれぞれ取るカードを小さい順に5つ書くと
次のようになる。
Aさん1, 7, 13, 19, 25, ![]()
Bさん2, 8, 14, 20, 26, ![]()
Cさん3, 9, 15, 21, 27, ![]()
Dさん4, 10, 16, 22, 28, ![]()
Eさん5, 11, 17, 23, 29, ![]()
Fさん6, 12, 18, 24, 30, ![]()
ここでカタマリというのはFさんのカード(6の倍数)を見てもわかるように6で1周期(1カタマリ)として考える。
言い換えると, 6で割ったときの余りに注目して解くとスッキリすることが多い。
例えば200のカードは誰が取りますか。という問いに対して、200を6で割ったときの余りを考える。
200
6
33
2で、余り2である。余り2のカードを取るのは常にBさんであるから200のカードもBさんが取ることになり回答を得る。
また、Dさんが
回目に取るカードを
を使って表すという問いに対しては, 規則性の攻略(差が一定・等差数列)を見てもらったらわかるように,
左(小さい数字)と右(大きい数字)の差が常に一定で6であるから,
として, 最初の数字が4なので6に
を足せば4になることから,
となる。
規則性はこれで終りではない。様々なパターンの問題があるので, いろんなパターンを解いておく必要がある。
特に過去問で頻出傾向にあるところは抑えておきたい問題である。
余談ではあるが, 最も身近なカタマリはカレンダーです。カレンダーには必ず7の段(7の倍数)の曜日があります。
他の曜日は7で割ったときの余りで区別できます。カレンダー…気になったら見てくださいね。
数樂管理人のブログ 
