アドラー心理学に学ぶ教育方法

こんにちは。今回はアドラー心理学を勉強して感じたことを教育と照らし合わせてかければと思います。

褒めずに勇気づける

アドラー心理学では, 勉強ができたときや目標が達成されたときに, よくやった。偉いじゃないか。とか, 〇〇君すごいな。という褒め言葉は用いず, 勇気づけの声掛けを行います。〇〇君これで努力が報われたね。とか, 最後までよく頑張ったね。という勇気づけを行います。

褒めるのは目的達成のときだけなのに対し, 勇気づけは目的が達成されなくてもできます。また褒めるということはそこに上下関係が存在しているのに対し, 勇気づけでは対等であることを示しています。

また, 褒められるという承認欲しさに, 行動するようになってしまうので, 褒められない, ご褒美をくれないものには魅力を感じなくなってしまいますよね。
アドラー心理学ではそれではいけないと言っているのです。

叱らない

叱らずに協力するのがアドラー心理学では求めれらます。叱る行為は相手のダメ出しをしていくことなので, 叱られた方は気分はよくありません。ヒューマンエラーを責めても仕方がないということなのでしょう。ですからシステム(問題・課題)がいけないという解釈をもって, どうやったら課題が解決できるか, 一緒に考えていこうということなのでしょう。
そのために相手から問題点を聞き出し, 一緒になって問題解決に取り組んでいきます。ここらあたりのことは指導していて, 声に出せる子供とそうでない子供で対応は変わってきそうですけどね。

教えない

私は教えすぎてもいいと思っていたのですが, それはその先は自分で考えてねというメッセージを込めてのものでした。アドラー心理学では, 先回りして転ばぬ杖を与えたりしません。何かしたいと言ったら, 〇〇には気を付けてね。なんて言わないのです。ただし, 大きく道を反れそうになったら, 軌道修正はします。過剰な見守りは子供の勇気を阻害します。私もこの意見には賛成です。失敗は恥ずかしいことでも何でもないからです。こういった失敗を経験させることを「結末を体験させる」と言います。このように失敗を経験させることで, 次はどうやったら失敗しないかなと創意工夫を始めるのです。そうやって子供を成長へと導きます。

アドラー心理学は奥が深いので, 勉強していて面白いですね。
それでは。

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