こんにちは。相城です。十分条件, 必要条件と必要十分条件についてかみくだいて書いておきます。例題を見ながら書いていきます。家庭学習のご参考にしてくれれば幸いです。
pはqであるための
基本的な見方は以下のようになります。
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①十分条件
命題を普通に読んで成り立つが, 逆にすると成り立たない場合
例題 は
であるための( )条件
【見方】
命題:ならば
は真
逆:ならば
は偽(反例
)
したがって, 逆は成り立たないので十分条件になります。
②必要条件
命題を普通に読んで成り立たないが, 逆にすると成り立つ場合
例題 が偶数であることは,
,
が偶数であるための( )条件
【見方】
命題:が偶数ならば
,
は偶数は偽(反例
も
も奇数),
逆:,
が偶数ならば
は偶数は真
したがって, 逆の場合のみ成り立つので必要条件になります。
③必要十分条件
命題を普通に読んでも, 逆にして読んでも成り立つ場合
例題:は,
であるための( )条件
【見方】
命題:ならば,
は真
方程式の解はで
しか存在しないので。
逆:ならば
は真
を
に代入すると0になるので。
したがって, この場合, 必要十分条件になります。
④いずれでもない
上記①, ②, ③のどれにも当てはまらない場合, この解答になります。
例題:は
が偶数であるための( )条件
【見方】
命題:ならば
が偶数は偽(反例
は奇数)
逆:が偶数ならば
は偽(反例
)
したがって, この場合, いずれでもないとなります。