こんにちは。相城です。判別式について書いておきます。
判別式についてと高1での扱い
中学校のときに二次方程式の解の公式って習いましたよね。こういうやつです。の解は
で求められるというものです。
判別式というのはこの解の公式の根号の中の
のことをいいます。
一般に判別式とします。
このが正の数なら解の公式の根号の前に
という
と
の2つの異なる実数解が存在することになります。また,
なら, 根号の前の
はなくなるので, 解は
の1つになります。
高1ではが負になる場合は扱わないので,
のときは, 解なしとして扱います。
このように, の符号によって, 二次方方程式の解の個数が分かることになります。
【例】次の2次方程式の解の個数を調べなさい。
異なる2つの実数解・・・2個
重解・・・1個
解なし・・・0個
まとめると,
高1での判別式

解は


解は


解なし
高2での判別式の扱い
高2では扱う数の範囲が虚数にまで広がるので, の場合は, 異なる2つの虚数解を持つという具合になります。したがって, 高2では
の場合の扱いを変更し以下のようになります。
高2での判別式

解は


解は



異なる2つの虚数解の例題(D<0)を解きなさい。
・・・(答え)