こんにちは。今回はとなる理由を書いておきます。
まず, 代数的に見ていきましょう。
が成り立つなら,
両辺2乗しても成り立つので, 両辺を2乗すると,
左辺
右辺
このとき,
よって, とはならない。
つまり, ではない。
幾何的にとはならないことを見てみましょう。
下図のように, 面積が5cmの正方形ABCDと面積が3cmの正方形PCEFがくっついて並んでいる。このとき, BEを1辺とする正方形HBEGの面積を考える。
正方形ABCDの1辺はcmで, 正方形PCEFの1辺はcmになるので, 正方形HBEGの1辺は(cm)になる。仮にが成り立つとすると, 正方形HBEGの面積はcmとなるが, すでに, 正方形ABCDと正方形PCEFで面積は8cmになっており, これはあり得ない。このことからも, とはならないことがわかる。
したがって, としてはいけない。