こんにちは。今回は合成関数の微分について書いておきます。
合成関数は
と表される関数ですが, ここではわかりやすく,
とします。このとき, 合成関数
は
となり,
は
の関数で,
は
の関数です。この場合,
は次のように変形して求められます。![]()
の
を
,
を
で置き換えると, ![]()
となります。
これは, 関数
をそのまま微分して, その後, 関数
の中身を微分してかけることを意味しています。
特に, ![]()
が成り立つ。
実際に例題をやってみましょう。
【例】関数
を微分せよ。
【解答】上の説明で
にあたるのが,
なので,
として,
で微分すると, ![]()
となって, 次に
を
で微分して, ![]()
となるので, 
となります。
次に上の
を使った解答例を示します。
となります。
【例】関数
を微分せよ。
【解答】
は
として微分を行うとよい。
また,
は
として微分を行うとよい。
この2つの微分においての考え方は前述した上の
の方法で行うものとします。
例題をやってみましょう。
【例】関数
を微分せよ。
【解答】
なので, ![Rendered by QuickLaTeX.com \begin{array}{lll}y'&=&\dfrac{5}{3}\cdot x\right^{\frac53-1}\cdot(x)'\\&=&\dfrac{5}{3}\cdot x\right^{\frac23}\cdot1\\&=&\dfrac{5}{3}\sqrt[3]{x^2}\end{array}](https://mathtext.info/blog/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-c47995e30c8dadc1203af11759a22056_l3.png)
【例】関数
を微分せよ。
【解答】
なので, ![Rendered by QuickLaTeX.com \begin{array}{lll}y'&=&-\dfrac13(3x-1)^{-\frac13-1}\cdot(3x-1)'\\&=&-\dfrac13(3x-1)^{-\frac43}\cdot3\\&=&-\dfrac{1}{(3x-1)\sqrt[3]{3x-1}}\end{array}](https://mathtext.info/blog/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-bcef617c0e53ae6317066fbff8f28ac1_l3.png)
【例】関数
を微分せよ。
【解答】
なので, 
数樂管理人のブログ 
