こんにちは。今回は合成関数の微分について書いておきます。
合成関数はと表される関数ですが, ここではわかりやすく, とします。このとき, 合成関数はとなり, はの関数で, はの関数です。この場合, は次のように変形して求められます。
のを, をで置き換えると,
となります。
これは, 関数をそのまま微分して, その後, 関数の中身を微分してかけることを意味しています。
特に,
が成り立つ。
実際に例題をやってみましょう。
【例】関数を微分せよ。
【解答】上の説明でにあたるのが, なので, として, で微分すると,
となって, 次にをで微分して,
となるので,
となります。
次に上のを使った解答例を示します。
となります。
【例】関数を微分せよ。
【解答】
はとして微分を行うとよい。
また, はとして微分を行うとよい。
この2つの微分においての考え方は前述した上のの方法で行うものとします。
例題をやってみましょう。
【例】関数を微分せよ。
【解答】なので,
【例】関数を微分せよ。
【解答】なので,
【例】関数を微分せよ。
【解答】なので,