こんにちは。今回は, グラフ問題の解法のテクニックをご紹介します。
まずこの問題が解けるか考えてみましょう。
右の図のように, 関数, が原点を通る直線と2点A, Bで, それぞれ交わっている。
A, Bの座標が, それぞれ, であるとき, 次の問いに答えなさい。
(1) の値を求めなさい。
放物線の式を求めたければ, 放物線上の点の座標が1つ(原点は除く)分かればよい。この場合は, Aの座標が分かればよさそうなことに着眼する。
関数の問題は, 僕自身が思っている, 分かっているものをどう使っていくかがポイントであるということ。
どうしても分ってないものを使う場合は文字で置く。これを基本スタイルとして, 問題に反映させていく。
まず, ここで分かっているものはと点A, Bの座標の4, である。
Bが上にあるので, をに代入して, Bを得る。このBの座標は今分かったので, それを使って原点を通る直線の式(比例の式)をとして求める。Bをに代入して, を得る。これによって, 原点を通る直線の式はと分かった。これも今分かったので使う。Aはこの上の点でもあるから, をに代入すると, Aを得る。これで上の点Aの座標がAと分かったので, これをに代入して(答)を得る。
このように, 1つ分かったら次, 次が分かったらその次という具合にドミノ式に分かってくる。基本パターンはこんな感じですので, 解き方のご参考にしてください。
攻略法
分かってるものを使ってドミノ式で片づける。