こんにちは。今回は変曲点とグラフの凹凸について書いておきます。
関数の増減は, 導関数の符号を用いて調べることができる。これと同じように考えると, の増減はの導関数(の第2次導関数)の符号で判定できる。
となる区間では, は減少する。
つまり, 関数の接線の傾きは, の増加とともに小さくなっていくことを意味し, 関数はその区間で上に凸である。
となる区間では, は増加する。
つまり, 関数の接線の傾きは, の増加とともに大きくなっていくことを意味し, 関数はその区間で下に凸である。
関数のあるの値において, が成り立ち, の前後での符号が変わるとき, 点は関数の凹凸の変わり目であるといえる。この点を関数の変曲点という。
ただし, であっても, の前後での符号に変化のないものは, 点を変曲点としない。
例: