TikZ:少しでも頭に入れておきたいグラフたち(logx編)

こんにちは。数IIIやってると頻繁に出てくるグラフってあるんです。ですから, ある程度記憶しておくと便利かなと思って書いておきます。今回はその対数関数編です。

y=xlogx

y=x\log x\ (x>0)のグラフ
f(x)=x\log xとおくと,
f'(x)=\log x+x\cdot x^{-1}=\log x+1
f''(x)=\dfrac{1}{x}>0
f'(x)=0とすると, x=e^{-1}である。
これらをもとにグラフを描くと, 以下のようになる。

Rendered by QuickLaTeX.com


極値に関して
x=\dfrac1eで極小値-\dfrac1eをとる。
極大値なし
変曲点なし
漸近線なし

y=logx/x

y=\dfrac{\log x}{x}\ (x>0)のグラフ
f(x)=\dfrac{\log x}{x}とおくと,
f(x)=x^{-1}\log xなので,
f'(x)=-x^{-2}\log x+x^{-1}\cdot x^{-1}=x^{-2}\left(-\log x+1\right)
f''(x)=-2x^{-3}\left(-\log x+1\right)+x^{-2}\cdot \left(-x^{-1}\right)=x^{-3}\left(2\log x-3\right)
f'(x)=0とすると, x=e,
f''(x)=0とすると, x=e^{\frac32}である。
これらをもとにグラフを描くと, 以下のようになる。

Rendered by QuickLaTeX.com


極値に関して
x=eで極大値\dfrac1eをとる。
極小値なし
変曲点\left(e^{\frac32}, \dfrac32e^{-\frac32}\right)
漸近線
x=0(y軸), \displaystyle \lim_{x\to+0}\dfrac{\log x}{x}=-\infty
y=0(x軸), \displaystyle \lim_{x\to\infty}\dfrac{\log x}{x}=0

y=logx/√x

y=\dfrac{\log x}{\sqrt{x}}\ (x>0)のグラフ
f(x)=\dfrac{\log x}{\sqrt{x}}とおくと,
f(x)=x^{-\frac12}\log xなので,
f'(x)=-\dfrac12 x^{-\frac32}\logx+x^{-\frac12}\cdot x^{-1}=\dfrac12x^{-\frac32}\left(-\log x+2\right)
f''(x)=-\dfrac32x^{-\frac52}\left(-\dfrac12\log x+1\right)+x^{-\frac32}\cdot \left(-\dfrac12x^{-1}\right)=-\dfrac14x^{-\frac52}\left(-3\log x+8\right)
f'(x)=0とすると, x=e^2
f''(x)=0とすると, x=e^{\frac83}
これらをもとにグラフを描くと, 以下のようになる。(描画の都合上極値などが示せていない)

Rendered by QuickLaTeX.com


極値に関して
x=e^2で極大値\dfrac2eをとる。
極小値なし
変曲点\left(e^{\frac83}, \dfrac83e^{-\frac43}\right)
漸近線
x=0(y軸), \displaystyle \lim_{x\to+0}\dfrac{\log x}{\sqrt{x}}=-\infty
y=0(x軸), \displaystyle \lim_{x\to\infty}\dfrac{\log x}{\sqrt{x}}=0

y=(logx)²/x

y=\dfrac{(\log x)^2}{x}\ (x>0)のグラフ
f(x)=\dfrac{(\log x)^2}{x}とおくと,
f(x)=x^{-1}(\log x)^2なので,
f'(x)=-x^{-2}(\log x)^2+x^{-1}\cdot 2\log x\cdot x^{-1}=x^{-2}\log x(-\log x+2)
f''(x)は略
f'(x)=0とすると, x=1, e^2
これらをもとにグラフを描くと, 以下のようになる。(描画の都合上極大値が示せていない)

Rendered by QuickLaTeX.com


極値に関して
x=e^2で極大値\dfrac{4}{e^2}をとる。
x=1で極小値0をとる。
変曲点はあるが特に覚えなくてよい。
漸近線
x=0(y軸), \displaystyle \lim_{x\to+0}\dfrac{\left(\log x\right)^2}{x}=\infty
y=0(x軸), \displaystyle \lim_{x\to\infty}\dfrac{\left(\log x\right)^2}{x}=0

y=(logx)²/√x

y=\dfrac{(\log x)^2}{\sqrt{x}}\ (x>0)のグラフ
f(x)=\dfrac{(\log x)^2}{\sqrt{x}}とおくと,
f(x)=x^{-\frac12}(\log x)^2なので,
f'(x)=-\dfrac12x^{-\frac32}(\log x)^2+x^{-\frac12}\cdot 2\log x\cdot x^{-1}=\dfrac12x^{-\frac32}\log x(-\log x+4)
f''(x)は略
f'(x)=0とすると, x=1, e^4
これらをもとにグラフを描くと, 以下のようになる。(描画の都合上極大値が示せていない)

Rendered by QuickLaTeX.com


x=e^4で極大値\dfrac{16}{e^2}をとる。
x=1で極小値0をとる。
変曲点はあるが特に覚えなくてよい。
漸近線
x=0(y軸), \displaystyle \lim_{x\to+0}\dfrac{\left(\log x\right)^2}{\sqrt{x}}=\infty
y=0(x軸), \displaystyle \lim_{x\to\infty}\dfrac{\left(\log x\right)^2}{\sqrt{x}}=0

y=x/logx

y=\dfrac{x}{\log x}\ (x>0)のグラフ
f(x)=\dfrac{x}{\log x}とおくと,
f(x)=x(\log x)^{-1}なので,
f'(x)=(\log x)^{-1}+x\cdot -(\log x)^{-2}\cdot x^{-1}=(\log x)^{-1}\left\{1-(\log x)^{-1}\right\}
\begin{array}{lll}f''(x)&=&-(\log x)^{-2}\cdot x^{-1}\left\{1-(\log x)^{-1}\right\}+(\log x)^{-1}\left\{-(-1)\cdot(\log x)^{-2}\cdot x^{-1}\right\}\\&=&x^{-1}(\log x)^{-2}\left\{2(\log x)^{-1}-1\right\}\end{array}
f'(x)=0とすると, x=e
f''(x)=0とすると, x=e^2
これらをもとにグラフを描くと, 以下のようになる。

Rendered by QuickLaTeX.com


極値に関して
x=eで極小値eをとる。
極大値はなし。
変曲点\left(e^2, \dfrac{e^2}{2}\right)
漸近線
x=1
\displaystyle \lim_{x\to1+0}\dfrac{x}{\log{x}}=\infty
\displaystyle \lim_{x\to1-0}\dfrac{x}{\log{x}}=-\infty
ちなみに
\displaystyle \lim_{x\to\infty}\dfrac{x}{\log{x}}=\infty
\displaystyle \lim_{x\to+0}\dfrac{x}{\log{x}}=0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)