高校数学:数II:相加相乗平均の問題

こんにちは。定期テストの頻出系の問題をやっておきましょう。

問題

【問題】a>0, b>0のとき, 不等式\left(a+\dfrac4b\right)\left(b+\dfrac4a\right)\geqq16を証明せよ。また, 等号が成り立つのはどんなときか調べよ。

解答例

【解答例】
左辺を展開るすると,
\left(a+\dfrac4b\right)\left(b+\dfrac4a\right)=ab+4+4+\dfrac{16}{ab}=ab+\dfrac{16}{ab}+8\cdots\maru1
a>0, b>0より, ab>0, \dfrac{16}{ab}>0なので,
相加相乗平均の大小関係より,
ab+\dfrac{16}{ab}\geqq2\sqrt{ab\cdot\dfrac{16}{ab}}=8
よって,
ab+\dfrac{16}{ab}\geqq8
辺々に8を加えると,
ab+\dfrac{16}{ab}+8\geqq16
これは, \maru1より,
\left(a+\dfrac4b\right)\left(b+\dfrac4a\right)\geqq16
となるので, 題意の不等式が成り立つ。
等号が成立するのは,
ab=\dfrac{16}{ab}のときで,
a^2b^2=16, ab>0より, ab=4のときである。

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