こんにちは。初めて相似を学ぶ方向けに書きました。それではどうぞ。
まず相似とは何かというと, ある図形を一定の割合で拡大, または縮小した図形ともとの図形の関係のことを言います。拡大とは, 形を変えずに大きくすることで, 縮小とは形を変えずに小さくすることを言います。
下の図のようなとは相似な関係にあるといいます。
なぜなら, はの2倍の拡大図になっているからです。
このとき, 対応する辺(線分)の比はみな等しくなっています。
この対応する辺の比(ここでは)のことを相似比といいます。このように,相似比は対応する辺において一定です。また, 形は変わっていないわけですから, 対応する角の大きさはみな等しくなっています。
ここまでをまとめると,
相似な図形の性質
対応する辺(線分)の比はすべて等しい
対応する角の大きさはそれぞれ等しい
そして上の相似な図形の関係を, 合同と同じように記号∽(読み方は相似)を使って表すと,
∽
と表すことができます。
書き方は合同な図形の表し方と同じで, 対応する頂点をそろえて書きます。
最後に余談ではありますが, 相似比が1 : 1の場合の図形の関係は, 合同な関係になります。
お粗末でした。勉強の参考にしてください。