高校数学:二項分布:点の移動と二項分布

こんにちは。点の移動において, 二項分布をどう考えていけばいいか押さえておきましょう。

点の移動と二項分布

【問題】数直線上の原点に点Pがある。今, さいころを投げて4以下の目が出たら点Pは数直線上の正の方向へ2だけ進み, 5以上の目が出たら点Pは数直線上の負の方向に1だけ進むとする。さいころを200回投げたとき, 点Pの座標をXとする。Xの期待値E(X), 分散V(X)を求めよ。

解答・解説

【解答】
E(X)=200, V(X)=400
【解説】
4以下の目が出る確率\dfrac23, 5以上の目が出る確率\dfrac13
4以下の目が出る回数をY回とすると, 点Pの座標は
X=2Y-(200-Y)=3Y-200となる。
Y=rとなる確率P(Y=r)は,
P(Y=r)=_{200}\text{C}_r\left(\dfrac23\right)^r\left(\dfrac13\right)^{200-r}
と表せるので, 確率変数Yは二項分布\left(200,\dfrac23\right)に従う。
よって,
E(Y)=200\times\dfrac23=\dfrac{400}{3}
V(Y)=200\times\dfrac23\times\dfrac13=\dfrac{400}{9}
ここで,
E(X)=E(3Y-200)より,
E(X)=3E(Y)-200=3\times\dfrac{400}{3}-200=200
V(X)=V(3Y-200)より,
V(X)=3^2V(X)=9\times\dfrac{400}{9}=400
以上より,
E(X)=200, V(X)=400\cdots(答)

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