中学数学:R6(2024)年度徳島県公立高校入試・数学・規則性

こんにちは。図をつくるの大変だから, 入試問題スキャンして図を引用しました。不適切だったら削除するのでよろしくお願いします。

規則性

まことさんは, トランプを使って図1のようなタワーをつくろうと考えた。できるだけ大きなタワーをつくるために, 必要なトランプの枚数を調べることにした。(1)・(2)に答えなさい。

(1) まことさんは, 図2のように, トランプの代わりに同じ長さの棒を並べたモデルをつくり, 棒の本数を数えることでトランプの枚数を調べることにした。(a)・(b)に答えなさい。
(a) まことさんは, 図3のように, 上から1段目, 2段目, 3段目, 4段目, \cdots, n段目と分けて, 各段の棒の本数を, 横向きの棒と斜め向きの棒に着目して, 下のような表にまとめようとしている。表の(ア)にあてはまる数を, イにあてはまるnを用いた式を, それぞれ書きなさい。

(b) トランプ1組54枚を使うと最大何段のタワーをつくることができるか, 求めなさい。ただし, 使わないトランプがあってもよいものとする。
(2) まことさんは, タワーをつくるために, 必要なトランプの枚数を効率的に調べる方法について, 次のように考えをまとめた。(a)・(b)に答えなさい。
【まことさんの考え】
[4段のとき]
図4のように, 4段のモデルと, 同じものを逆さまにしたモデルを組み合わせて, 上から1段目, 2段目, 3段目, 4段目を考えると, 各段の棒の本数は, それぞれ(ウ)本で同じになる。

このことを利用すれば, 4段のタワーに必要なトランプの枚数を求めることができる。
[n段のとき]
図5のように, n段のモデルと, 同じものを逆さまにしたモデルを組み合わせて, 上から1段目, 2段目, 3段目, \cdots, n段目を考えると, 各段の棒の本数は, それぞれ(エ)本で同じになる。

これらの考え方を利用すれば, 何段のタワーであっても, 必要なトランプの枚数を求めることができる。
(a) 【まことさんの考え】の(ウ)にあてはまる数を, エにあてはまるnを用いた式を, それぞれ書きなさい。
(b) 20段のタワーをつくるために, 必要なトランプは何枚か, 求めなさい。

解答・解説

(1) (a)各段の本数は3本ずつ増えているので, 5番目は14本
14\cdots(答)
1段目0, 2段目1, 3段目2, \cdots, n段目n-1
n-1\cdots(答)
(1) (b)各段の棒の本数を小さい順に足していくと,
2+5+8+11+14=40, 2+5+8+11+14+17=57
よって, 14のときまでしかトランプは使えない。
したがって, 5段目\cdots(答)
(2) (a)各段の和は13になっている。
13\cdots(答)
n段目の枚数は3n-1(本)なので, 各段の合計は2+3n-1=3n+1
3n+1\cdots(答)
(b) 逆さまにして合わせたときの各段の合計は3\times20+1=61, それが20段あるので, 61\times20=1220。同じものを2つたしているので, 1220\div2=610
610\cdots(答)

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