生きた証を残したいと思う(R5.10.31徳島新聞)

こんにちは。2023年10月31日(火)徳島新聞掲載分です。一部修正しています。それではどうぞ。

生きた証を残したいと思う

私は無駄な努力はないと思っている。生命を受けた以上は何かしら意味のあることなんだろうとも思っている。自分のやっていることの意味とかをあまり考えたことはなく, 振り返ると, ただひたすらに進んできた50年だったと思う。
ところが, 数年前から意識が徐々に変わってきた。おこがましいようなのだが, この世に生きている以上, ほんのわずかな瞬間でもいいから, 生きた証を残していこうと思うようになった。社会貢献できることはないだろうか, と。
自分の可能性とは何か。そう思い立って, 数学のサイトを作ってみた。この新聞への投稿も始めた。偉そうにボランティア活動も始めた。また, 参加できるコンテストがあれば, 分野を問わず積極的に参加するようにしている。そうやって自分の力を試してあがいてみる。それが意外と面白い。
哲学者パスカルは「人間は考える葦である」と言った。まさにその通りだと思う。人間は自然の中では葦のように弱い存在である。でも考えることができる。弱いからこそ少しあがいてみる価値があるのではないか。
私がこの世に残せる爪痕はどんなものになるか, 棺おけに入るまでのお楽しみにしておこうと思う。

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