こんにちは。一次関数の式についての考察です。それではどうぞ。
一次関数の式がではないというか。一般式として正しいかどうかという話です。確かにはの一次式であるし, これぞまさに一次関数には違いがないのだが, 少し観点を変えてみていきましょう。
どこをどう見るかというのですが, 定数, についてです。今一つピンとこない方のために, , とするとの一次関数が得られます。次にとすると, の一次関数が得られます。最後にとすると, の傾き0(軸に平行な直線)の式が得られました。
ここで, 問題?なのがは, の定数に関係なく絶対に消えることがありません。つまりの式では, (は定数)という式(軸に平行な直線の式)をつくることができない。じゃこのという式は入試に出ないのかというと, 普通に入試に出てきます。のような形ではなく, 例えば点を通り軸に平行な直線という表現で出てきます。聞いた人もいるとは思います。
以上のことも踏まえて, 一次関数の式は, 本当はなんでしょうね。
一次関数の一般式をとすると,
において,
なら, ,
なら,
という式がつくれ, また, をについて解くと,
となり, , とおけば, となり, これはまさに最初に挙げた一次関数の一般式である。ただ, そこまで考える必要があるか?と言われればどっちでもいいんじゃないかと思います。大きな問題もないので, それを深く考えるのは義務教育が終わってからでもよいかと思います。ただ, 昔はそんな一般式の形だった気がします。記憶の片隅で何かがよみがえってきましたというレベルのお話です。お粗末でした。