こんにちは。R6年度徳島県の高校入試の数学の平面図形の問題の解説です。それではどうぞ。
下の図のように, 円Oの直径AB上に点Cをとり, 点Cを通り直径ABに垂直な直線と円Oとの交点をそれぞれD, Eとする。中心Oと点E, 点Aと点D, 点Aと点E, 点Bと点Eをそれぞれ結ぶ。(1)~(4)に答えなさい。
(1) の大きさを求めなさい。
(2) ∽の証明について, (a)・(b)に答えなさい。
(a) ∽を証明するために, 次のようにを証明した。( )にあてはまる言葉を書きなさい。
【の証明】
とで
ACは共通だから,
仮定より,
また, 直径ABは弦DEの垂直二等分線だから,
より, ( )が, それぞれ等しいので,
(b) (a)で示したことを用いて, ∽を証明しなさい。
(3) との相似比がであり, の面積が50cmであるとき, の面積を求めなさい。
(4) , のとき, を求めなさい。
(1) 半円の弧に対する円周角なので(答)
(2) (a) の条件から
2組の辺とその間の角(答)
(b) とで,
の円周角より,
より,
の中心角と円周角の関係より,
より,
より,
2組の角がそれぞれ等しいので, ∽
(3) 相似比がなので, 面積比は。の面積が50cmなので, の面積をとして求めると,
なので, 求める面積は,
(答)
(4)
∽であり, 相似比はである。このとき, , かつ, である。ここで, であるが, 比の割合が, それぞれ, とで異なるので, それを合わせるためにの方を倍すると, となる。このとき, となるので,
(答)
同じ長さなのに比がそろっていない。
比をそろえると,