TikZ:中学数学:R6(2024)年度徳島県公立高校入試・数学・一次関数

こんにちは。令和6年度の徳島県の入試問題から, 一次関数の問題です。

一次関数の問題

下の図のように, 直線y=3x上に点A, 直線y=\dfrac12x上に点C, 直線y=-x上に点Eがあり, 点Aのx座標は3である。また, 四角形ABCDと四角形AEFGがともに正方形になるように点B, D, F, Gをとる。ただし, 点Cと点Fのx座標はともに3より大きく, 辺ABと辺AEはともにy軸に平行とする。(1)~(4)に答えなさい。
(1) 点Eの座標を求めなさい。
(2) 2点A, Fを通る直線の式を求めなさい。
(3) 正方形ABCDを, 辺ABを回転の軸として1回転させてできる立体の体積を求めなさい。
(4) 辺FG上に点Pをとり, \sankaku{OAP}の周の長さが最小となるような点Pの座標を求めなさい。

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解答・解説

(1) x=3y=-xに代入して, y=-3
よって, ( 3, -3 )\cdots(答)
(2) 線分AFは正方形の対角線なので, xの増加量とyの増加量は等しく, 右下がりになっているので, 直線AFの傾きは-1である。したがって, 求める直線はy=-x+bとおくことができ, A(3, 9)を通るので, これを代入し, 切片bを求めると, 9=-3+b\to b=12
よって, 求める直線はy=-x+12\cdots(答)
【別解】A(3, 9), E(3, -3)より, \text{AB}=12であるから, \text{G}(15, 9), \text{F}(15, -3)である。よって求める直線は, A(3, 9), \text{F}(15, -3)を通る直線\to y=-x+12
(3) 回転させたときにできる立体の底面の半径と高さを求めるために, (2)でもとめた直線y=-x+12y=\dfrac12xの交点Cの座標を求める。-x+12-\dfrac12x\to x=8, x=8y=\dfrac12xに代入してy=4。よって, C( 8, 4 )となる。このことから, \text{BC}=\text{DC}=5なので, 求める立体の体積は, 5^2\times\pi\times5=125\pi
125\pi\cdots(答)
(4) 直線GFについて, Aと対称になる点Qをとる。\text{AG}=\text{GQ}=12なので, \text{Q}(27, 9)。よって, 直線OQの式はy=\dfrac13x。求める点Pは直線OQと線分GFの交点だから, y=\dfrac13xx=15を代入して, y=5
よって, 点Pの座標は, \text{P}(15, 5)\cdots(答) 下図参照

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