こんにちは。相城です。2020年の2月28日に埼玉県で行われた高校入試問題より。それではどうぞ。
図1において、曲線はのグラフで。直線
は点A(
)、点B(
)で曲線と交わっています。
このとき、次の各問いに答えなさい。
(1) 直線の式を求めなさい。
(2) 下の図2において、曲線上を点Aから点Bまで動く点Pをとり、点Pから軸と平行な直線をひき、直線
との交点をQとします。また、点P、Qから
軸へ垂線をひき、
軸との交点をそれぞれR、Sとします。
このとき、次の①、②に答えなさい。
① 長方形PRSQが正方形になる点Pの座標を、途中の説明も書いてすべて求めなさい。その際。「点Pの座標を
とおくと、」に続けて説明しなさい。
② △BPQと△OPQの面積比が1 : 3となる点Qの座標を、すべて求めなさい。

答え
(1) 2点(
)、(
)を通る直線の式は

(2)
点Pの
座標を
とおくと、P
Qの
座標はPの
座標と同じなので、
で
とおくと、
となり、
について解くと、
となる。よってQの座標はQ
。
長方形PRSQが正方形になるということは、縦と横の長さが等しくなる。
PR
、PQ
PR
PQとして方程式をつくって解くと、




よってP
より、
(
)、
(3)
△BPQと△OPQではPQが共通なので、これを底辺と考えると、面積の比は高さの比と同じになる(高さの比に比例する)。
Qの位置で2通りに場合分けする。点Pの
座標を
とし、①で用いた
で表した座標をそのまま用いるとする。
まず、下図のQがBより下にある場合。



(2)
点Pの



Qの








長方形PRSQが正方形になるということは、縦と横の長さが等しくなる。
PR


PR





よってP

(


(3)
△BPQと△OPQではPQが共通なので、これを底辺と考えると、面積の比は高さの比と同じになる(高さの比に比例する)。
Qの位置で2通りに場合分けする。点Pの



まず、下図のQがBより下にある場合。
△BPQの高さは、△OPQの高さは
これが1 : 3なので、
このとき、Q(6, 6)。
次は下図のとき、QがBより上にある場合。
△BPQの高さは、△OPQの高さは
これが1 : 3なので、
このとき、Q(0, 12)。
以上より求めるQの座標は、(6, 6)、(0, 12)