こんにちは。相城です。今回は平方根のところに登場する整数部, 小数部のお話ですが, 公立高校の入試では見かけたことはあまりない気がします。むしろ高校生の数学で登場してくることが多いかもしれません。とにかく極端に困難ではないと思いますので, やってみましょう。
根号のもつ数字の整数部分, 小数部分のとらえ方以下のような数直線をイメージできれば問題ないと思います。
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【例1】の整数部分, 小数部分はいくつですか。
上の数直線から, は
(
2)と,
(
3)の間にある数字なので, 少数で表すと,
となるので, 整数部分は2となります。また, このことより
の 小数部分は
から整数部分2を引いた
となります。
慣れてくると, から,
と出せるようになります。
このように考えて次の例を考えてみましょう。
【例2】 の整数部分, 小数部分はいくつですか。
だから,
より,
だから, 整数部分は7, 小数部分は
となります。
最後にこれ
【例3】 の整数部分, 小数部分はいくつですか。
この考え方も同じように考えることが可能です。
より,
より, 整数部分は5, となるので, ①は
となるので, 整数部分は3。これより, ①の小数部分は①から3を引けばよいので, 小数部分は
となります。
これに関しては, 小数部分は結局の小数部分を考えているにすぎないので,
を 無視してとらえても何んら問題ないと思います。
ではでは。
ポイント
イメージしにくいときは数直線をで表して考えるとよい。