こんにちは。今回は三角関数の合成についてです。
三角関数の合成とは
こんなやつです
ただし, は
, を満たすものとする。
ってやつです。
なぜそうなるか
まず何でが出てくるかというと,
を満たすようにするためです。
つまり, を次のように変形するのです。
と変形します。
※ちなみに前途したように,
になっています。
ここで, 下線部にの加法定理の逆を適用します。
加法定理の逆とは次のようなことです。
というものです。
これを下線部に当てはめると,
,
と考えても差し支えないので,
したがって, 下線部は次のようになります。
このとき, の満たす条件として,
, が出てきます。
以上のことから, 三角関数の合成式
ただし, は
, を満たすものとする。
が成立します。