こんにちは。相城です。今回は軌跡の基本的な解法の第3弾です。例題を見ながらいきましょう。
軌跡の基本的な解法③
【例】がすべての実数値をとって変化するとき, 次の式で表される点()はどのような図形上を動くか求めよ。
【解法】をについて解き, に代入する。
与式から, なので, これをに代入すると,
よって, 点()は放物線上を動く。
解法のコツ
片方の式をについて解き, もう片方に代入しての関係式をつくる。
【例】がすべての実数値をとって変化するとき, 放物線の頂点Pの軌跡を求めよ。
【解法】まずは平方完成する。
よって, 頂点の座標Pを()とすると,
となり,
から,
となり, これをに代入すると,
よって, 点Pはこの放物線上にある。
したがって, 求める点Pの軌跡は放物線
解法のコツ
頂点のPの座標()をそれぞれを用いて表す。
片方をについて解き, もう片方に代入して求める。
片方をについて解き, もう片方に代入して求める。