高校数学:剰余の定理と整式の余りの問題の解法①

こんにちは。今回は剰余の定理と整式の余りについて書いておきます。例題を解きながら見ていきましょう。

例題を見ていこう

【例】整式P(x)x-2で割った余りが-3, x+3で割った余りが7であるとき, P(x)(x-2)(x+3)で割ったときの余りを求めよ。

【解法】
x-2で割った余りが-3なので, P(2)=-3となり, 同様に, x+3で割った余りが7なので, P(-3)=7となります。
そこで, P(x)(x-2)(x+3)で割ったときの商をQ(x), 余りをax+b(余りの次数は割る式の次数より1つ下がります。)とすると,
P(x)=(x-2)(x+3)Q(x)+ax+b
とおけるので, x=2, -3のとき, P(x)がそれぞれ-3, 7となることを利用すると,
P(2)=2a+b=-3\cdots\maru{a}
P(-3)=-3a+b=7\cdots\maru{b}
\maru{a}, \maru{b}を連立方程式で解くと,
a=-2,\ b=1
よって, 求める余りは, -2x+1

複雑そうに見えても同じ考え方

【例】整式P(x)x^2+x-2で割ると-3x+7余り, x^2-4で割ると-2x-1余る。このとき, P(x)x^2-3x+2で割ったときの余りを求めよ。


【解法】
P(x)x^2+x-2で割ったときの商をA(x)とすると,
\begin{array}{lll}P(x)&=&(x^2+x-2)A(x)-3x+7\\&=&(x+2)(x-1)A(x)-3x+7\cdots\maru{1}\end{array}
P(x)x^2-4で割ったときの商をB(x)とすると,
\begin{array}{lll}P(x)&=&(x^2-4)B(x)-2x-1\\&=&(x+2)(x-2)B(x)-2x-1\cdots\maru{2}\end{array}
P(x)x^2-3x+2で割ったときの商をC(x), 余りをax+bとすると,
\begin{array}{lll}P(x)&=&(x^2-3x+2)C(x)+ax+b\\&=&(x-1)(x-2)B(x)+ax+b\cdots\maru{3}\end{array}
\maru{1}からP(1)=4, \maru{2}からP(2)=-5であるから,
これから\maru{3}で,
P(1)=a+b=4\cdots\maru{a}
P(2)=2a+b=-5\cdots\maru{b}
\maru{a}, \maru{b}を連立方程式で解くと,
a=-9, b=13
よって求める余りは, -9x+13

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