高校数学:等差数列と等比数列の性質の融合問題

こんにちは。今回は等差数列と等比数列の性質の融合問題です。まずはそれぞれの性質をおさらいしておきましょう。

等差数列と等比数列の性質のおさらい

等差数列の性質のおさらい。

等差数列の性質
3つの数, a_n, a_{n+1}, a_{n+2}がこの順で等差数列をなすとき,
2a_{n+1}=a_n+a_{n+2}
が成り立つ。

等比数列の性質のおさらい。

等比数列の性質
3つの数, a_n, a_{n+1}, a_{n+2}がこの順で等比数列をなすとき,
\left(a_{n+1}\right)^2=a_n\cdot a_{n+2}
が成り立つ。

これらを使う問題がこちら

例題(融合問題)

【例】ab\neq0とする。3つの数8, a, bがこの順に等差数列をなし, a, b, 36がこの順に等比数列をなすという。a, bの値を求めよ。
【解法】等差数列の性質より,
2a=8+b\cdots\maru1
等比数列の性質より,
b^2=36a\cdots\maru2
\maru2は次のように書ける。
b^2=18\cdot2a\cdots\maru2 '
\maru2 '\maru1を代入すると,
b^2=18(8+b)
b^2-18b-144=0
(b-24)(b+6)=0
b=24, -6
b=24のとき, a=16
b=-6のとき, a=1
よって, 求めるa, bの値は,
(a, b)=(16, 24), (1, -6)

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